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About my art work
遥か彼方の宇宙が身近に感じられるようになった現代。2014年より私は、宇宙の画像や天文に関する事物をモチーフに、遠くにあって身体的に感得し難い宇宙空間を表現しようと試み続けてきました。NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像に見られる、美しい銀河や星雲に魅了されたことから出発し、宇宙望遠鏡による天体観測や地学的教養、神話にも関心を寄せています。作品の主な表現方法は、紙にピンを用いて穴をあけて描き、その画面上に無数の星々や恒星、惑星などの図像を浮かび上がらせるものです。 あけた穴の裏から光を通して、目に見えない宇宙の光をあらわそうとしたり、画面上に光を照らして陰影を強調させ、天体に立体感や質感を与えてきました。私自身は宇宙の造形美を観察し、作品制作を通して宇宙との距離を縮めています。作品制作を通して、遥か遠くにあって目に見えないものから身近なものまで色々と思考を巡らせています。
須藤美沙
Photo: takuroh toyama
Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
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